• テキストサイズ

【鬼滅の刃】復讐の血桜 

第12章 邂逅



彼、とても強いですからと言って微笑む杏。


「で、ですが…。」


『どうかご心配なさらないでください。
大丈夫ですから。』


女将さんを安心させらるように、できる限り柔らかく優しく微笑む。


「……わかり、ました。
どうか…お気をつけて。」


『はい。とりあえず、お部屋で着替えてきます。』


そう言い、不死川の手を取り部屋へと向かう。


不「決まりだなァ。」


『えぇ。珠さんの気配は人のものでしたけど、鬼と通じているのでしょうね。見返りが何かはわかりませんが、鬼に人を売っている…。』


小さな声で囁き合い、溜息をつく。


不「ったく、なんで鬼なんかと仲良くできるのかねェ。」


『まったくですね。禰豆子さんのように人を喰わない鬼ならともかく…人を喰う鬼とよく仲良くできるものですよ。』


杏の口から出た“禰豆子”という言葉にピクリ、と反応する不死川。


不「…お前もあの鬼と会ってんのかァ??」


『禰豆子さんですか??
えぇ、たまに遊びに行きますよ。』


不「気でも触れたかァ??柱が鬼なんかと…。」


『あら、失礼ですね。
私はお館様のご意向に従っているだけですよ。
あの子自身を見てみたまでです。』




/ 1147ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp