• テキストサイズ

【鬼滅の刃】復讐の血桜 

第10章 番外編 猫



不「効いてきたかァ??俺の血はァ!!」


─ 風の呼吸 弐ノ型 爪々・科戸風 ─


そう叫びながら鬼に向かって突進し、技をだす不死川。


鬼は先程のように避けようとしたが、稀血の影響でうまく動けない。


鬼「ギャァァァ!!」


そのまま不死川の刃が通り、鬼の頸が宙を舞う。


鬼「いやぁ!!いやぁ!!いやよぉ!!
私の可愛い猫たち!!一緒に行きましょう!!
そうすれば寂しくないわぁ!!」


そう叫び、檻の中にいる元は人間だった猫たちに鋭い伸びる爪を向ける。


─ 桜の呼吸 弐ノ型 桜隠し ─


その鬼の爪をすかさず下から叩き斬る杏。


『そんなことさせるはずないでしょう??』


微笑みながら鬼に声をかけると、鬼は再び恍惚の表情を浮かべる。


そんな鬼の表情を見て背筋にゾワリ、と悪寒が走る。


爪を根本から叩き斬るため、鬼にかなり近づいていた杏。


鬼「やっぱり可愛いわねぇ。アナタは格別だわぁ。
………こんな状態じゃあ完全にはできないけど、きっと可愛いわぁ。可愛いものは可愛い姿でいなくちゃねぇ。」


──ボンッ


『きゃあっ!!』


不「音白!?」


至近距離で鬼が最期の力と言わんばかりに術を放ち、杏の周囲を煙が囲う。


/ 1147ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp