第9章 夢
煉獄の報告に優しく頷くお館様。
そこから、柱たちが口を開き始めた。
不「煉獄、鬼の特徴は??」
煉「かなり好戦的な奴だったな!!
そしてよく喋る!!
名を猗窩坐と言っていた!!
何度も俺に鬼にならないかと聞いてきたぞ!!」
し「柱である煉獄さんを鬼に??」
煉「ああ!!無論断ったがな!!」
不「当然だァ。」
怪訝そうな表情を浮かべるしのぶ。
煉獄は表情が変わらないため何を考えているのか全く読めない。
煉「弱者が嫌いだとも言っていた!!
反対に強者には真っ向勝負を挑んでくる…戦闘中も一切武器を使っていなかった!!
血気術も全て体術だった!!」
上弦ノ参…猗窩坐の情報を伝えていく煉獄。
柱たちの顔は真剣そのもの。
ある程度の情報を共有したところでお館様が口を開く。
お「ありがとう、杏寿郎。改めて、よく戦ってくれたね。やはり上弦の鬼の力は他の鬼とは比べものにならないね。」
お館様の言葉に頷く柱たち。
お「さて、それじゃあ最後の議題だ。
最後は杏について。まずは炭治郎、伊之助。」
突然名を呼ばれた炭治郎は下げていた頭をバッとあげる。