第9章 夢
煉「!!」
“薩摩芋”という単語を聞き、煉獄の髪が跳ねる。
そんな煉獄の反応を見て周りの柱たちはそれぞれの反応を見せる。
クスクスと笑う者。
呆れた顔をする者。
ときめいている者。
やれやれ、といった表情を浮かべる者。
そんな柱たちを見ながらお館様がニコニコと笑いながら話しかける。
お「皆も、かなり沢山あるから家の子たちも連れておいで。準備はしておこう。」
それぞれ家に妹や嫁など、家族がいる者たちに視線を向ける。
し「ありがとうございます。」
しのぶがお礼を言うのを横目に元の場所に戻る煉獄。
お「いいんだよ、しのぶ。
さぁ、次の議題にいこうか。」
少し緩んだ空気を再び引き締める。
お「次は無限列車についてだ。杏寿郎、あの日のことについて話してもらえるかい??」
煉「無限列車では夢を見せる鬼がおりました!!
下弦ノ壱です!!その鬼が汽車で人々が大量に行方不明になっていた原因でした!!
汽車と融合し、汽車内の人々を皆喰らっていたようです!!
その鬼はそこにいる竈門少年、猪頭少年、黄色い少年、そして、竈門妹と共に滅殺いたしました!!」