第9章 夢
真剣な声音のお館様。
お「なぜ鬼たちが杏を欲しがっているのかわからないが、杏は鬼殺隊の桜柱。
大事な子どもたちの1人だ。
柱合会議で対策を練らなくてはいけないね。
輝利哉。今度の柱合会議には参加しなさい。
私の後ろに控えておくように。」
輝「かしこまりました。」
2人の空気が張り詰める。
お「もう、下がっていいよ。
しのぶがやってきたら杏の部屋に通しておくれ。」
輝「はい。では、失礼いたします。」
丁寧に頭を下げ、輝利哉様は部屋から出て行った。
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2日後………
産屋敷邸の庭に集まった柱たち。
いつも通り、お館様がいらっしゃるまで談笑して待っていた。
宇「煉獄よ!!もう動けるのか??」
煉「宇髄か!!胡蝶のおかげで日常生活に不自由は特にないな!!」
鳩尾に穴が開けられたとは思えないほど快活に答える煉獄。
甘「煉獄さん!!本当に心配したんですよ!!」
わーん、と声を上げて泣く甘露寺。