第1章 モノローグ
「「「〇〇…!!」」」
「ふぇ?姉さんたちどうしたの??」
可愛らしい女の子は3人の探していた存在だったらしく抱きつく3人。
当の本人はキョトンとしながら3人に声をかける。
どうやら姉妹のようだ。
「まったく!!どれだけ心配したと思ってるの!!」
「今が何時かわかってるの!?」
「そもそもどうして山に入ってるの??村の掟を忘れちゃったの?」
3人は口々に妹を叱りつける。
「あのね、あのね、遊んでたらね、ちょうちょさんが山に入っていったから追いかけたの!!」
妹は3人の心配をよそにあったことを楽しそうに伝えてくる。
「ちょうちょ??」
仕方なく、3人のうち一番上であろうと思われる姉が相槌を打つ。
「それでね!!追いかけていったら青いお花がさいてたのよ!!そのお花ね、赤色のしか見たことなかったから姉さんたちに見せたくってたくさん摘んでたら暗くなっちゃってね、道がわからなく…なっちゃっ…た…の…。」
話しているうちに思い出してきたのか最後の方は泣きながら必死に話している。