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【鬼滅の刃】復讐の血桜 

第8章 無限列車



し「鬼殺隊 蟲柱 胡蝶しのぶと申します。
美しい鬼のお嬢さん。あなたのお名前は??」


日輪刀を抜きながら笑顔で名乗るしのぶ。


鬼「あ………、す、みれ……。」


震えながらも小さく名を呟く鬼。


し「すみれさん。素敵なお名前ですね。」


ニコニコと笑顔を崩さないしのぶ。


鬼「…逃がしては、くれないわよね??」


腹を括ったのか、真っ直ぐしのぶを見据える鬼。


し「そうですねぇ。貴方が私の拷問に耐えられるのならば仲良くできますよ。」


鬼「拷問…??
なぜそんなものを受けなくてはいけないの!!
私よりも弱い人間を喰って何が悪いのよ!!」


ふっ、と少し暗く、怪しげに微笑むしのぶをきっ、と睨みつける鬼。


し「…そうですか。
仲良くはできないみたいですね。」


残念そうに眉を下げるしのぶ。


そして、ちらりと杏の方を見て再び口を開く。


し「もう少し、ゆっくりしていきたいですが私たちにも時間があまりなくて…。
ごめんなさい、すみれさん。」


杏さん、と小さく呟く。


しのぶの言葉に杏もようやく口を開く。


『それでは、私も。申し遅れました。
鬼殺隊 桜柱 音白杏と申します。
お館様の命により、貴方のお命、頂戴しに参りました。』

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