第8章 無限列車
『はい。』
き「あ!!しのぶさま!!
おかえりなさいませ!!」
し「きよ。ただいま帰りました。」
『きよちゃん。こんにちは。』
き「杏さま!!いらしてたんですね!!」
話しているうちに蝶屋敷についた2人を玄関先を掃いていたきよが迎えた。
き「今日はゆっくりされていかれるんですか??」
『ごめんなさい。今日は……』
し「これから杏さんと合同任務なの。
すぐ出陣することになるわ。」
きよの問いに杏が眉を下げながら答えているとしのぶが代わりに説明する。
き「そうなのですね!!」
し「アオイとカナヲはどこに??」
き「アオイさんはお庭で洗濯物を干してました!!カナヲさんは縁側にいらっしゃいましたよ!!」
し「ありがとう、きよ。」
きよにアオイとカナヲの居場所を聞いたしのぶは杏に向きなおる。
し「杏さんは客間で少しお待ちください。
すぐに参ります。きよ、お茶をお出しして。」
『わかりました。』
き「はい!!」
そのまま庭の方へと消えるしのぶ。
き「さぁ、杏さま!!こちらへどうぞ!!」
『ありがとう、きよちゃん。』