第7章 自覚と覚悟
『あら、きよちゃん、すみちゃん、なほちゃん。』
寄り添うようにして眠っている3人娘がいた。
し「竈門くんが帰ってくるまで起きて待つと言って泣いていたんですよ。さっきようやく寝てくれました。」
3人の頭を撫でながら話すしのぶ。
炭「ごめんね…。」
炭治郎はしゃがみ込み、3人に小さく呟く。
炭「すみませんでした。」
立ち上がりしのぶに頭を下げる。
し「あなたのことを心配する人がいることを忘れてはいけませんよ。アオイにも明日の朝謝っておいてくださいね。」
心配してましたから、と言い微笑むしのぶ。
炭「はい。ご心配おかけしました。」
し「疲れたでしょう??もう休んでください。」
しのぶは少し眉を下げ、微笑む。
炭「はい、おやすみなさい。」
し「おやすみなさい。」
『おやすみなさい、炭治郎くん。』
炭治郎は杏としのぶに頭を下げ、部屋に戻っていった。
し「さて、それでは診察室へ行きましょうか。
そちらに準備してますので。」
『あ、あの…。』
部屋を離れ、診察室へ向かおうとするしのぶを呼び止める。
し「どうしました??」