• テキストサイズ

【鬼滅の刃】復讐の血桜 

第6章 蝶屋敷



機能回復訓練をはじめて10日以上は経っている。


怪我は完全に治ったわけではないだろうが、寝たきりで落ちていた体力や筋力ははじめの頃より戻ってきているだろう。


それでも、カナヲとの差はほとんど埋まっていない。


『やっぱり、ヒント難しすぎたかしら…。』


薬湯でびしょ濡れになりながらもカナヲに挑み続ける炭治郎を見ながら小さく呟く。


杏(彼の諦めないあの心は禰豆子さんのため…。)


屋敷にこもり、書類仕事をしていたときにお館様から文を頂いた。


そこには、炭治郎がなぜ鬼となった禰豆子を連れているのかの説明があった。


柱合裁判のときは皆が熱くなったこともあり、炭治郎がなぜ禰豆子を連れているのかの説明がなされてなかった。


【 炭治郎は禰豆子を人間に戻すために、
  鬼となってしまった禰豆子を連れている。 】


現状、わかっている情報では人を鬼に変えることのできる唯一の存在は鬼舞辻無惨。


柱合裁判での炭治郎の言葉を思い出す。
 

────────
──────────────────


炭「俺は…俺と禰豆子は鬼舞辻無惨を倒します!!
  俺と禰豆子が必ず!!悲しみの連鎖を断ち切る
  刃を振るう!!」


──────────────────
────────


/ 1147ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp