第6章 蝶屋敷
し「私はまだ仕事がありますから。
頑張ってくださいね。」
では、としのぶもその場から消えるように去っていった。
善「…また消えた…。」
炭「これが柱…。すごいな。」
伊「俺もアレやりてーー!!」
ポカンとする善逸に感心する炭治郎、素直な伊之助。
それぞれがそれぞれの反応。
ア「さぁ!!はじめますよ!!」
善「…う、はい…。」
伊「めんつゆはなお!!勝負だ!!」
炭「お願いします!!」
アオイの一声により機能回復訓練は再開された。
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──カラッ
し「お疲れ様です。杏さん。」
『しのぶさん。待っててくれたんですか??』
真夜中──…
皆が寝静まった頃、任務を終えた杏が蝶屋敷を訪れていた。
し「えぇ。あら、その羽織…。」
『ちょっとヘマしちゃいまして…。』
杏の少し破れた羽織を見て思わず小さく呟くしのぶ。
そんなしのぶの反応に苦笑を浮かべる杏。
し「めずらしいですね。
お怪我はございませんか??」
『はい、怪我はありません。』