第6章 蝶屋敷
またまた驚きの声が漏れる善逸。
『ですが、そんな遅い時間は流石に迷惑ではありませんか??』
炭(…俺たちが心配することとしのぶさんや杏さんが心配することは違うんだな…。)
杏としのぶの会話に苦笑しながらそう考える炭治郎。
し「えぇ、構いませんよ。
どうせなら、3人で散歩でもしてきてはどうですか??」
屋敷の主がそう言ってくれるなら断る理由もないだろう。
『それでは、夜にまたお邪魔しますね。』
しのぶに丁寧に頭を下げる杏。
そして、突っ立っている炭治郎に声をかける。
『炭治郎くん。』
炭「は、はい!!」
ハッとして杏の方に走ってくる炭治郎。
『私はこれから任務に行ってきます。
できるだけはやく帰れるようにはしますが、寝てても大丈夫ですよ。』
炭「い、いえ!!起きておきます!!」
杏の言葉にかなり大きな声で返す炭治郎。
杏も少し驚いたような顔になる。が、すぐに表情を戻す。
『わかりました。では、また夜に。』
炭「はい!!任務頑張ってください!!」
『はい。ありがとうございます。』
善「はいっ!!俺も待ってていいですか!!」