第6章 蝶屋敷
ビクビクしながら炭治郎に近づく善逸。
伊「…すげぇ。」
伊之助も思わず感嘆の声がもれる。
炭治郎も食い入るように見ていたが善逸の質問の答えを知っているため、答えてあげる。
炭「あの人は柱の1人だよ。たしか名前は…。」
し「音白杏さん。桜柱の方ですよ。」
3人の後ろに突然現れるしのぶ。
3人ともビクッとかなり驚く。
しかしそんな3人の様子を特に気に留めていないしのぶ。
し「確か皆さんと齢は変わらなかったと思いますよ。」
炭「そ、そうなんですか…??」
善「ていうか…あの子いつからいました??」
齢が変わらないくらいだと聞き驚く炭治郎。
恐る恐る尋ねる善逸。
し「アオイに聞いたところによると、あなたたちが外から戻ってきた頃にはいたそうですよ。」
善「え!?」
炭「全然気が付かなかった…。」
伊「やる奴だぜ…。」
3人の反応にふふっと微笑むしのぶ。
鬼ごっこをしている2人に視線を戻すと、カナヲがかなり辛そうな顔をしている。
し「あ、そろそろカナヲが限界ですね。」
そう呟いて元の位置に戻る。