第42章 集結する力
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6人の柱が無惨に猛攻を仕掛け、一気に激しくなる戦闘。
そんな激しくなる戦闘の最中、冨岡は少し離れた場所に見知った人物の姿を見つけ、今までに無いほど大きな声で彼の名を呼んだ。
冨「村田ーーーー!!」
急に名を呼ばれ、ビクッと振り返る村田。
冨「炭治郎が動けない!!安全な所で手当てを頼む!!」
それだけ伝えると、再び先頭に戻る冨岡。
そんな冨岡を見送った村田は、急いで瓦礫の上に倒れていた炭治郎を見つけ出し、運び始めた。
村「炭治郎…!!大丈夫か??安心しろ、向こうに連れてってやるから。手当てしてやるぞ…。」
動けない炭治郎に語りかけながらも、村田は先程の冨岡とのやり取りを思い出し、胸が熱くなっていた。
村(俺の名前、覚えてたんだ冨岡…。選別の時から一緒だったんだ俺達…。すごい差がついちゃったけど、同期なんだぜ俺達…!!)
村「炭治郎!!しっかりしろ炭治郎、聞こえるか!!」
懸命に炭治郎を救おうと蘇生を続ける村田。
そんな中──…炭治郎は前にも見たことのある不思議な夢を見ていた。
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