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【鬼滅の刃】復讐の血桜 

第41章 復活



鬼「しつこい。」


そう言い放った無惨はそのまま話を始めた。


鬼「お前達は本当にしつこい。飽き飽きする。心底うんざりだ。口を開けば、親の仇、子の仇、兄弟の仇と馬鹿の1つ覚え。お前達は生き残ったのだからそれで充分だろう。」


次々と無惨の口から出てくる身勝手な言葉。


これには、炭治郎も思考が追い付かない。


そんな彼らに追い討ちを掛けるかのように、無惨の身勝手な考えは次々と湧き出す。


鬼「身内が殺されたから何だと言うのか。自分は幸運だったと思い、元の生活を続ければ済む事。」


これには堪らず炭治郎も言葉を挟んだ。


炭「お前、何を言っているんだ??」


けれど、問われた無惨はさほど気にする様子も見せずそのまま言葉を続ける。


鬼「私に殺されることは大災に遭ったのと同じだと思え。何も難しく考える必要はない。」


炭「……。」


鬼「雨が、風が、山の噴火が、大地の揺れが、どれだけ人を殺そうとも天変地異に復讐しようと思う者はいない。死んだ人間が生き返る事は無いのだ。いつまでもそんな事に拘っていないで日銭を稼いで静かに暮らせば良いだろう。殆どの人間がそうしている。何故お前達はそうしない??理由は1つ。鬼狩りは異常者の集まりだからだ。異常者の相手は疲れた。」





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