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【鬼滅の刃】復讐の血桜 

第35章 春の足音



しのぶの言葉に童磨は一瞬ぽかん、と呆けながらもすぐに苦笑いを浮かべる。


童「え、君には無理でしょ??それにあの子たちにも俺の人形は壊せないと思うけどなぁ。」


し「私はともかくあの子たちは大丈夫ですよ。それに…、」


ー 蟲の呼吸 蜻蛉ノ型 複眼六角 ー


童「うっ、」


し「時間さえあれば私たちの勝ちです。」


童磨は毒を喰らい、下を向いていたもののすぐに分解し終えるとニタリ、と気持ちの悪い笑みを浮かべる。


童「じゃあ、仕方ないから付き合ってあげよっかなぁ。」


し(よし、釣れた。あとは時間を稼げれば…。)


しのぶは頬が引き攣りそうになるのを必死に抑えて笑顔をつくり、日輪刀を構えた。


しのぶが必死に童磨と対峙しているすぐ近くで本人ではない小さな人形1つに2人ががりでも童磨を止めるどころか足止めを喰らっていることに伊之助は焦りを募らせる。


ー 血鬼術 冬ざれ氷柱 ー


──ドドドドドッ


伊(畜生!!畜生!!こんなのありか!!逃げちまうぞ!!手負いのしのぶが1人で本体を相手にするのはキツイだろ!!急がねぇと仇が!!)


何とかカナヲが相手をしてるうちに童磨本体へ向かおうと試みる伊之助。




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