第5章 花屋敷
不「やめるなら今のうちだぞォ??」
時「いやですよ、おはぎ食べたいですし。」
木刀を構えなおす2人。
『それでは、いきますよ。』
前に出て2人の顔を見ながら手を上げる。
『はじめっ!!』
あげた手を振り下ろす。
その瞬間、ものすごい勢いで不死川の懐に入り込む時透。
が、不死川は時透の攻撃を受け流す。
──ガッ
2人の木刀がぶつかり合う。
杏(………流石。
見た感じはやっぱり不死川さんが優勢。
でも、無一郎くんも負けてない。
14歳とは思えないわね。)
どのくらいの間戦っていただろうか。
互いが互いの攻撃を受けたり、受け流したり、お互いにボロボロだった。
一度距離をとる2人。
杏(次の一撃が入ったほうが………勝つ。)
──ダッ
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不「ハァハァハァ…」
時「ハァハァハァ…」
道場に倒れ込む息の荒い不死川と時透。
『お疲れ様です、お2人共。』
しゃがみこんで2人に手ぬぐいと瓢箪を渡す。
不「俺の、勝ちだぞォ、時、透…。」
時「ちょっと…大人気なさすぎ、るんじゃ、ないですか…??不死川、さん…。」