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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第9章 i will be your hero~azalea~*


『ちゃんと治してくださいね』
「あぁ」
『元気になったら,またanemoneきて,お酒でも奢ってください』
「それはもう一度したいてことか」
『違います。ただ酒飲みたいだけです。』
「そうか。残念だ」
そうやって二人は下に降りていた
その時ふと相澤が足を止め
「菜緒、お前が辛い時はすぐ電話しろ」
『急にどうしたんですか?』
「俺はお前に助ける資格をやった。それは俺はお前のヒーローになるって意味だ」
『え?』
「だから、お前が助けを求める時はどんな事しても助ける。まぁ元々俺一応ヒーローだしな」
そう言って足を進め、目の前にはタクシーが来ていた
『・・・消太さんは私に優しすぎます』
「好きな女に優しくしてなにが悪い」
『えっい「いやー意外と早かったねー!もうちょっとかかると思っていたよ』
「悪いね早くて」
「いやー!悪い悪い少しおちょくっただけだよ!で?どうだい?上手くいったかい?」
タクシー運転手は最初から何かを察していたようで相澤にニヤニヤしながら聞いてきた
「さーどうでしょうね」
相澤はそっ言って質問を聞き流した
菜緒はと言うと
さっきの相澤の言葉が頭から離れず
そこから動けず立ち止まっていた。
すると相澤がなんでもなかったように
「菜緒」と呼び
「何やっているんだ早くタクシーに乗れ」と言って相澤は先に車に乗って菜緒を呼んでいた
(あれ?さっきのは聞き間違いだったのかな?)
と思いとっさに『はい』と相澤の方へ近づいた
「何突っ立ている。乗れ」
『いや,歩いて帰りますよ』
「心配するだろ。家前まで送るし俺は車に乗って動かないから何ともない。気にするな」
『・・・わかりました。ありがとうございます』
菜緒は素直に相澤にタクシーで送ってもらうことにした。
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