第2章 entranceceremony~herdenberdia~
「普通科 代表 魅知 菜緒」
『はい。若い草の芽も伸び、桜が咲き始めるつらつらつら〜
新入生代表 魅知 菜緒』
そこにはあのクラブの女とは思えない女がいた
ガヤガヤガヤ
入学式も終わり、クラスに戻ってきた
「初めましてこんにちは。私植木美優。さっき、代表挨拶してた子だよね?
てことはこのめっちゃ偏差値高い雄英の主席でしょ。凄く頭良いてことだよね。すごいなぁー。いいなー!ね!友達なろ」
『(うわーめっちゃマシンガントークする子じゃん。煩い)こちらこそ。よろしく』
「ねーねー菜緒て呼んでいい?私のことは美優でいいから!てか 菜緒の個性なになに?
私はねこんなふうに木で出来てるものに触ったら木を生やすことができるの?て言ってもねヒーロー科みたな人達みたいに大きくなったりとかなにもできないんだけどね!そんで 菜緒は 菜緒は?
『美優ちゃんね。私は魅了。でも相手の目を5秒以上見つめないとかからないし持っても30秒くらいだから殆ど無個性と変わらないの。見た目をこれだしね』
そー今の菜緒は見た目は真っ黒の髪を両サイドで三つ編みし、
大きな眼鏡をかけている。眼鏡は何故か目が小さく見えるようになっており、スカートも規定通り膝下。なんとも地味な女の子なのだ。
だから周りに誰も近づいてこないと思っていた分美優が話しかけてくることにも驚いている。
「へー、でも、人を魅了する個性かぁー!はじめて聞いた!けど私もあんまり意味ないから無個性と変わらないよ笑笑。それに、個性で頭いいのかと思ったら違うし、実力でそれって本当凄くない?やばくない?」
『ありがとう』
そう言って話をしていると「ホームルーム始まるぞー」と先生が入ってきて、学校のこと、自己紹介、まぁーありきたりな入学式の後にするようなことがあった。