• テキストサイズ

PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第9章 i will be your hero~azalea~*


目の前のマンションにタクシーが止まり
「ここで待っといてくれ」
そう言って出てきた男の顔面ミーラのように包帯を巻かれ,両腕も骨折したのか固定され,なんとか目元だけが見える状態だ。
「いや,待っとくのはいいんだけどね。本当一人で大丈夫かい?。別に金はいいから手伝うよ」
タクシーの運転手はそう言ってドアから出ようとした。
それもそのはず
タクシーに乗せる際
「こら!イレイザー‼安静にしときな言っただろ!」
「いえ,もう大丈夫です」
「どこがだい!!あんたは重症なんだよ‼」
「もう歩けるから心配には及びません」
「そうかい!そしたらこれも痛くないんだね‼」
そういって相澤はリカバリーガールの杖でつつかれていた
「つっ!何するんですか」
「ほら,こんなんでうろうろされても周りが恐がるだろう‼」
「・・・大丈夫です」
「はぁ~頑固だね。そんなに言うなら学校でおとなしく泊まっておくれ。そしたら私も毎日見れるし,お前も仕事もできて治療もできるしいいだろ」
「・・・・わかりました」
相澤はこれ以上言っても拒否されるだろうと断念した。
「それなら,荷物とって学校いくよ‼」
「いえ,流石にそこまでは大丈夫です。自分で準備して持っていきます」
「・・・そうかい。来なかったらあんたんちに行くからね」
「わかりました」

タクシー運転手は目の前の男が乗車する前の出来事を思い出していた。
(多分今日ニュースになっていた雄英の教師だろう。子供たち守るためにこんなにボロボロになって)
とタクシー運転手は涙目になっていた。
「いや,結構です」
「いや,でもあんた腕骨折してるんだろ?荷物持てるのかい?」
(はぁ~埒があかない)
どうしても手伝うというタクシー運転手をどう断りを入れようかと困っている際の向こう側から人が歩いてきた
(チッ!人が来たしこの格好は怖がらせるな)
相澤はもうタクシー運転手に手伝ってもらおうと諦め,もう一度向こうから来る人を確認すると
/ 349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp