第23章 I want to tell~ Katakuri〜*
『大丈夫です』
と菜緒はそう言って
相澤にお願いした
「はぁ,外にいる」
『ありがとうございます』
そう言って菜緒と勝己は2人きりになった
『勝己あのね』
「んだよ」
『私好きな人が出来た』
その言葉は爆豪にとって衝撃だったのか固まったように言葉を発しなかった
『私ね。前勝己に言ったでしょ。恋愛はお母さんが幸せなってからって。けどお母さんもいなくなって,最後にお母さんに幸せになってて言われたの。最初は私死穢八斎會にいてひどい事たくさんしちゃって死にたくなったりもした。けどそれも全部含めて支えるって言ってくれた人がいたの。全部受け入れるって』
「・・・・俺も菜緒がどんなでも受け入れきれるし,菜緒を幸せにすることが出来る」
爆豪は漸く言葉を発した
『ありがとう。けど,私その人の事ちゃんと好きって思えるの。ごめん辛い言い方になったけど,勝己にはちゃんと言わなきゃって思って』
「んでだよ!なんで俺じゃダメなんだよ!」
爆豪は納得できない様子で下を向いたまま言葉を発した
『勝己の事は友達として好きだけど。恋愛としては見れない』
「納得いかねぇ」
爆豪はそう言って菜緒をみた
『納得して』
「断る」
そう言って爆豪が菜緒に近寄り手引き寄せ抱きしめた
『ちょっと勝己!!』
「俺は!!諦めきれねぇ!これは絶対にだ。その菜緒が好きな男が誰かは知らねぇがぜってぇ,そいつより俺に惚れさせてやる!!」
『ちょっと何言ってるの⁉』
「うっせえ。菜緒。お前は隙が多いんだよ」
そう言って菜緒の口に噛みつこうとしたら
「ふぐッ!!」
爆豪の口が捕縛布でふさがっていた
「無理やりはいけねぇて前も似たようなこと言わなかったが爆豪」
そう言って菜緒にキスをしようする爆豪を抑えたのは相澤だった