第23章 I want to tell~ Katakuri〜*
「はぁ・・・爆豪,今回の件はそもそも学生のお前が解決できるような問題ではなかった。俺らが気付いてからも数か月かけてようやく解決した案件だった。
好きな女を助けられなかった悔しさがあるなら,ヒーローとしては好きな女が幸せになれる世の中を作れ。お前は何もできてないと言ってるが魅知自身は助けになったと言ってるんだ。そこは納得してやれ。過去を振り返ってもどうにもならない。これからどうするかを考えろ」
相澤は困っている菜緒の様子をみて黙っているつもりだったが
爆豪へ声をかけた
「・・・わかったよ。悪かったな」
『私も黙っててごめんね』
「おめぇが謝ることじゃねぇだろ。けどずっと心配はしてたんだ。連絡くらいしろ」
『あっそれが私今連絡手段がなくて』
「んでだよ⁉携帯持ってただろうが」
「悪いが,魅知は電子機器類所持禁止になってるんだ」
相澤がつげるも
「理由聞かないと納得いかねぇ」
爆豪は言うまで帰らないと言う雰囲気で相澤をみた
「・・・はぁ。魅知がハッキングしてヴィラン連合の事色々情報漏らしたからその出所が魅知だとバレるとさらに問題になる。魅知の電子機器類は全部使用禁止となった。爆豪お前がヴィラン連合に捕まったBarを見つけたのも魅知だぞ」
「なんでそんな危ねぇ真似してんだ!馬鹿か!」
「それに対しては俺も同感だ。というわけで魅知との連絡手段は俺を通せ」
そう言って相澤は話は以上だと言わんばかりで立ち上がり爆豪を寮へ帰そうとしたが
『あっ先生。ちょっと勝己と2人で話したいことがあるんで,外でといてもらいますか?』
菜緒が急に爆豪と2人きりになりたいと言い出してきた
相澤的には自分の女が男と二人きりにするのも納得いかないのに爆豪ときた
以前の体育祭での行為
何しでかすかわからん
相澤には賛成できないといったように菜緒を見たが