第23章 I want to tell~ Katakuri〜*
菜緒は雄英の寮生活が1か月たとうとしていた
菜緒は今日,えりに文字の書き方を教えていた
『うん!きちんと書けているよ。きっと出久も先輩も喜ぶよ』
「本当?」
そう,えりは緑谷と通形に助けてもらったお礼の手紙を書きたいとう要望があり
菜緒はえりに文字を教えることになった
最初は読むことから始まり,次に文字の練習
そして漸く手紙を書くことに成功したのだ
「喜んでくれたら嬉しいな」
『きっと喜んでくれるよ。先輩は午後から来るって言ってたからその時に渡そう。出久も夕方に顔出すように消太さんに伝えたよ』
「菜緒さんありがとう」
『あっえりちゃん,今度の遊園地に行くための洋服を今週末,消太さんと3人で買い物行かない?』
「お買い物?」
『そう,今着ている洋服もそのお買い物で買った洋服なんだよ。だから,今度みんなで行く時に動きやすい恰好が出来るように買い物しよう,甘いものも食べよう』
「・・・甘いもの」
『ねぇ楽しみでしょ』
「わくわくさんだ!」
『うん♪楽しみだね~』
そう言って話をしつつ時間は午後になり
通形が菜緒とえりの元へ訪れた
「やぁえりちゃん,魅知さん。こんにちは」
「ルミリオンさん,こんにちは」
『こんにちは,先輩」
そう言って3人は挨拶をし
さっそくえりは自分の書いた手紙を持ってきて
「これ,菜緒さんに教えてもらってやっと書けたの。ルミリオンさんにあげる」
そう言ってえりは手紙を渡した
「わぁ~嬉しい。ありがとう。毎日何してるんだろうと思っていたけど文字の勉強をしてたんだね」
『最初に手紙を書きたいとえりちゃんからお願いだったので文字を少しづつ頑張って勉強してたんですよ』
「そうなんだ。えりちゃん。ありがとう俺の一生の宝物になったよ」