第20章 outbreak of war~achillea~
「すぐ来れるような道じゃなかったハズだが・・・」
「近道してんで・・・その子達を保護しにきました」
「・・・・・・
・・・・事情がわかったらヒーロー面か学生さん
あの時見て見ぬふりをしていたよな
おまえに保護されるなんてこの子は望んじゃいない
この子によっておまえはヒーローじゃない
「・・・だから来た」
「伝わらないなわかりやすく言ってやろう死ぬってことだよ
行くぞ」
そう言って治崎は先を急いだが
『・・・彼強いですよ』
「だからなんだ」
『すぐきますよ』
「治崎!!」
『ほら』
そう言って一瞬にしてルミリオンはえりを奪った
「・・・汚いな
戻ってこい壊理。殺されちゃう?何度言ったらわかるんだ
お前は人を壊すそう生まれついた
いつも言ってるだろうお前の我儘で俺が手を汚さなきゃいけなくなる。おまえの行動一つ一つが人を殺す,呪われた存在なんだよ」
「自分の子に何でそんな事言えるんだ‼」
「ああ・・・?そうか。そういう話だったな。俺に子どもはいない」
そう言った瞬間に治崎は攻撃を開始した
その一瞬で菜緒はというと
「すぐ迎えにいく,お前は違う場所にいろ」
と言われ,違う部屋にいかされた
『ちょっ!!・・・マジか』
そう言って菜緒がいたのは地下の部屋の一つだった。
鍵はかけてあるが菜緒はピッキングは得意ですぐに鍵をでて外に出ると
『っぐちゃぐちゃじゃん』
そう,先のヒーローとの戦いで道がグチャグチャになっていた。
(ここどこ)
菜緒は地下の地図は把握しているが,飛ばされてるのと,道も依然と違い全く分からなかった
だが,菜緒の所までヒーローが来ていたということはヒーロー側が優勢という状況なのだろう
菜緒はその中でも機械も母親の無事も確認できた今,逃げる事は可能だがそんな考え一切なく
勘で廊下を走りだした