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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第19章 who is that girl~muscari~**


相澤とわかれた菜緒はというと
『もしもし』
「ずいぶんと遅かったな菜緒。ちゃんと届けはだせたのか?」
『遅くなってすみません。中々納得はしてくれませんでしたが出せました』
「そうか。今迎えをよこした。さっさと帰ってこい。実験の続きだ」
『わかりました』
菜緒への電話は死穢八斎會の組長,治崎からだった
夏休みの間には菜緒は死穢八斎會へ何度か訪れていた


『はじめまして』
「お前があいつの息子か。ずいぶん可愛がられてるって話だが。俺らにもできるのか」
『つっ!知りません。父に聞いてください』
「・・・まぁいい。お前の個性を教えろ。」
『魅了です』
「他は?」
『暗記です。・・・って,え?』
「悪いが自白させる個性持ちがいてな。それを使わせていただいた」
『・・・・』
「父親は知らないみたいだな。お前の実力だと思ってるみたいだ」
『言ってないですからね』
「言わないでほしいか」
『できればお願いしたいですね』
「わかった。なら交換条件といこう」
『交換条件?』
「あぁ,今実験してる薬があってな。お前にはそれを父親に内緒で手伝ってもらう。その代わり,言ったらその個性もばらす。後は父親が言ってた通り他の薬の事を手伝え」
『わかりました』
「父親に遊ばれる時間が増えるよりはマシだろ。俺は潔癖だし,そんなことには興味がない」
そんな会話から始まり,菜緒は治崎の家の地下で実験を手伝うことになった
そこで出会ったのが
『えりちゃん,ごめんね。いつも痛い思いさせて。今日も頑張ったら美味しいお菓子作って一緒に食べよう』
「謝る必要はないだろ。えり,さぁ始めるぞ」
そう治崎の娘という小さな子供の女の子だった
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