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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第3章 mother~carnation~


久しぶりに冷との出会いを思い出した。

あの後,あったかい飲み物といって,緑茶を出して,3人で飲んだことは今でも覚えている。
菜緒はその後もなんで死にたくなったかの詳細は,冷にも冬美にも伝えていない。
二人には母親の意識が戻らず,一人になり辛くなったとだけ伝えた。
それでも,久しぶりにあったかい飲みもとに優しい人たちを目の前にして心が落ち着いたの本当


その後菜緒は死ぬ前に酒坂に『ごめん』とだけ連絡していたらしく
家にたどり着く前に汗だくになった酒坂から抱きしめられ
「頼むから,あんなメールよこすな。心配するだろ」と言われた
自分の周りにはこんなに心配してくれる人がいるのに何やっているんだと反省した
そのあと酒坂の過保護具合がアップしたのには
うんざりするくらいだった

冷の娘,冬美とは『冬美ねぇ』と呼ぶくらい親しくなり,たまに外で買い物したり,お茶したりお姉ちゃんがいたらこんな感じなのかなと思うくらいの関係になった。
冬美に下に弟が二人いるらしく,一人は良く冷のお見舞いに来ているらしいが会ったことはなく,もう一人は今日初めて知ったが同級生だが冷と何かあるのは確かにわかった。

菜緒は『冷さんも早く息子さんに会えるといいな』と思いながら家に帰った。
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