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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第17章 punishment~hypericum~**


酒坂は元気がないがゆっくりした声で反応した
「すみません。こんな事言って。だが必ず助けます。それまで我慢です。なんとか耐えてください」
「・・・あぁ。このこと,菜緒の素性を知っている2人にも伝えていいか?2人は菜緒の最初の頃から知っている」
「・・・わかりました」
「悪いが俺はこれからそっちに行くから,学校へは行かない。なにかあったら教えてくれ」
「わかりました」
そう言って酒坂は帰っていき,リカバリーガールと相澤も学校へ戻った。

「なーにが冷静にだ」
そう言って2人きりになったリカバリーガールが相澤にそう突っ込んでいた
「お前も無理やり冷静になろうとしてるだけだろ。ほら手を見せてみな」
そう言ってリカバリーガールは相澤に手を出すように促した
「・・・・はぁ~。何でもお見通しですか」
そう言って出した手のひらは血塗れになっていた
「冷静になろうとしてを手を握り締めていたのが見えていたからね。ほら。治療してあげるよ」
そう言ってリカバリーガールは相澤の手を治療した
「ありがとうございます」
「いいよ。それにしても現実は残酷だね。こうも助けてやれないものかね」
「・・・そうですね」
「どうにかしないとね」
「・・・えぇ」
「ほら!落ち込むんじゃないよ!!好きな女が帰ってきたときそんな顔だったら情けないったらありゃしないよ‼」
そう言ってリカバリーガールは相澤を叩いた
「ふぅ~そうですね」
そう言って2人は学校へ帰り,再度校長,オールマイトを踏まえ,信頼ある塚内警部も呼び本格的に菜緒を助ける算段に入った
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