第16章 forest camp~ajuga~
「うっうん」
『洸汰くんもちゃんと生きて帰ってきてくれたから,私も相澤先生や出久にありがとうて伝えるように洸汰君も感謝の気持ちを伝えよう』
「うん!」
『よし!手当はしたから先生のとこへ行って。私は用があるからちょっとしてから行く』
「わかった」
そう言って菜緒は洸汰を避難部屋の前まで送り,洸汰に中に入るように促し外に飛び出した
菜緒は現在の土地や地形を把握したうえで敵がどこにいるかを予測し,できるだけ身を潜めながら足を進め一人に連絡した
「はぁ~い。菜緒。お前合宿じゃなかったっけ?」
『そうだけど。今それどころじゃない!後,私多分これ自己参加てバレる予定だから多分2週間程度閉じ込められるかも!』
「はっ⁉ちょっまて!バレないようにしたって言ってなかったか⁉」
『それはどうでもいいから,この前警察聞き込みで言ってた件あっただしょ。あれ!再度顔に手が付いた気味悪い男も入っていったのを思い出したって連絡して!』
電話の相手は酒坂だった。最近変な男がいたって酒坂が言っており,菜緒に気を付けろよと言っていた時に警察の聞き込みがあって伝えていた
菜緒が調べると実際にそこがヴィラン連合のアジトだった
「えっあうん。それはわかったけどお前は大丈夫なのかよ⁉」
『私の事は気にしないで!とりあえず連絡取れなくなったらごめん』
「・・・わかったよ。必要ならまた連絡しろよ」
『ありがとう!』
そう言って菜緒は電話を切った。
菜緒は移動しながらヴィランと誰一人遭遇しなかった
てことは集合をかけているということだった
菜緒は急いで予想している場所に向かうと
隠れている青山に出くわした
(震えている)
こんなにヴィランが終結しているだ当たり前だ
だが菜緒の一番の優先順位はそこではなかった
『ごめん。青山君ビビッてるとこ悪いけど,私が合図をだしたらレーザーを出してほしい』
「ぼっぼくにそんな」
『大丈夫。ヒーローになるんでしょ。できるよ』
「わっわかった」
そして恐らく勝己を保持している男が種明かしをしていた
『今だ!!』