第14章 work experience~thundersonia**
「さてどうしたもんかねぇ」
相澤は酒坂の所から出てこれからどうやって菜緒を調べるか考えていた。
俺の周りとすればヒーロー業界か学校かanemone
ヒーロー業界ならなおさら素顔というか個性も全部わかっている。第一ヒーロー登録する際に全部戸籍からすべて確認されることからまずない。
ということは学校か
教師はまずない。全員がヒーローだ。
てことは生徒か
・・・・俺生徒に手を出したのか
・・・まぁそれはどうでもいい。
生徒何百人いる中で菜緒を見つけるのか
だが,もしかするとあいつかもしれない
相澤は大体の目星はついていた
問題はその後だ。
年齢,家族構成も少なからず校長が言っていたがもう少し調べる必要がある
問題は個性だ
おそらく酒坂は俺が菜緒の正体にはすぐ気付くと思っている。
それなのに酒坂はわざわざ個性を知ってるかと聞いてきた。
元々他にも個性があると勘ぐってた所だったためおそらく学校や個性登録していない個性があるのだろう
それを菜緒に知られずに調べるてのが難しい
どうにかして調べる機会を作るしかないな
「とりあえず,色んな意味も含めて校長のとこ行くか」
そう言って相澤は休み返上し校長の所へ向かった
コンコン
「はいは~い」
「失礼します」
「やぁ~イレイザ!今日は休みじゃなかったかな?」
「すみません。私情で伺いました」
「君がそう言って僕の所に来るのは珍しいね!」
「すみません。生徒の魅知菜緒のことで伺いたいことがありました」
「魅知さんのことだね!リカバリーガールも気になっていたから僕も詳しく調べてみたよ。けど,魅知さんの事を私情で話すというのは教員としてどうなのかね」
「すみません」
「謝ってほしいわけではないんだ,知りたいわけはヒーローとしてもなのか,プライベートで菜緒さん助けたいのかどっちなのかな?」
「全部お見通しですか」
「教員,生徒ものことも全部把握するのも僕の役割さ!!」
「両方ですね」
「そうかい。まぁ君とリカバリーガールには話すつもりだったんだ!けど私情の方で早く来ちゃったけどね」
「・・・すみません」
「いいさ,リカバリーガールも呼んで話そうかな。僕も本格的に魅知さんの事は解決した方がいいと思ってたんだ」