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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第13章 past love~anemone~


『へ~ヒーロー名かぁ。そんなの決めるんだ』
「うん。この前の体育祭でのドラフト指名にも関係してくるらしいんだけど,とりあえずは職場体験があるらしいんだ」
『へ~私の所は何もなく授業なのに,出久たちの所はそんなのがあるんだ~。んで,出久はヒーロー名なににしたの』
そう,今日は放課後久しぶりに緑谷と会う約束を行っていた日で二人で話していた。
「うん。デクってのにしたんだ」
『え?いつも勝己に呼ばれてるやつ⁉いいの⁉』
「うん。入学した当初にねこの名前を頑張れって感じのデクだって言ってくれた子がいて。僕それでかっちゃんに最初の演習でいつまでも雑魚で出来損ないのデクじゃないぞって言って勝った時があって,だからこそこの名前で行こうと考えたんだ」
『そっか~。デクか。うん!いいと思う!』
「ありがとう」
『ちなみにそれ言ったの女の子~?』
「うっうんそうだよ。麗日さんていう子ですごく優しいんだ」
『あっ!体育祭で勝己に向かっていった子か!女の子であそこまでやってのけるのかっこいいよね!出久はどうなの,気になるの?』
菜緒はにやけ顔で緑谷に聞いていた
「いっいやいや。そんなことないよ!!!ただ,ほんと尊敬はしているし!話しやすいし!」
『そんな焦らなくてもいいじゃん』
「だって,菜緒ちゃんが聞いてくるから」
『ふふ,ごめんて,ちょっとからかっただけ,出久はどこのヒーロー事務所に行くかも決まったの?』
「うん,指名がある子は指名のとこから行くんだけど,僕も1つ指名があってそこに行こうと思うんだ」
『そっか1週間頑張ってきてね』
「うん!ありがとう。でも気がかりなことがあって」
『ん?どした』
「いや,僕のクラスの飯田くんていう子がいるんだけど」
『あのエンジンみたいなのが個性の子』
「うん。この前ニュースでインゲニウムの事件は,飯田くんのお兄さんなんだけど。その日から様子がおかしいのに何も言ってくれないんだ。それに職場体験指名たくさん来てたのに希望を事件があった保須を希望してたんだ。だから大丈夫かなって」
『そっか~。なんか嫌な感じするね。何もないといいけど』
「そうなんだよね」
『どうしようもないから,話してくれるの待つしかないもんね』
「うん」
『まっ出久が落ち込んでも意味がないよ!話してくれた時にちゃんと話を聞こう!』
「そうだね。ありがとう」
『うん』
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