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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第11章 sports festival~iberis~2


菜緒は今だに携帯を睨んでいた
(どーしよう。でも,用がない時は送らないて言ったし。けど,昨日のことも,怪我のことも,えぇい!お礼だ!お礼!送っちゃえ)
そう言って菜緒は相澤にタクシー代と怪我の状況が気になり連絡をしたのであった。
『・・・・返信来ない』
連絡して1時間たったが既読になる感じもない
(ていうかよくよく考えたらあの人,携帯見るってことが想像つかないし,あれだけの怪我だ横になっている可能性もあるし携帯見ることないか)
菜緒は少しどんよりした気持ちになったが
『よし!気にしても仕方ないし今日はしっかりお風呂入ろ』
そう言って菜緒は浴槽に湯をためオイルを入れ,アイスコーヒーを作り持っていき,半身浴をした後に入念にヘアパック,スクラブ等頭から指先まで手入れを行い,2時間程度かけてようやく,髪も乾かし終えた。
いつも身体がしんどいが先で色々手入れは普段しないが女の子だからと居酒の彼女に準備してもらったのが初めて役に立った瞬間だった。
2年前までは菜緒も普通の女の子で色々気にしてやっていたが,この2年で色々おろそかになっていた。
『久しぶりにやると,気持ちいいな』
そういって菜緒はスッキリした面持ちで,もう相澤から連絡はないだろうと思い,爆豪から鬼連絡に返信しようと携帯の画面を平いたら
1件の着信表示されていた
菜緒は爆豪がまた電話したのかと思い着信履歴を見てみるとそこには初めて履歴が残る相澤消太と名前があった
『え?』
何回も見直すもそこには相澤からの着信履歴だ
lineを開いて菜緒が送ったメッセージには既読が付いておりそこには返信されていない
『なんで電話⁉えッ⁉これかけなおさなきゃいけないの⁉』
連絡は30分前にきており,丁度日ををまたぐかまたがないかくらいの時間
電話を返すには悩む時間だ
それでも相澤は連絡したということは起きているのだろう
菜緒は悩みに悩み
再度折り返し連絡をした
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