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【鬼滅の刃/煉獄】冬来たりなば春遠からじ

第4章  わっしょい



そんな咲のために、少し前に しのぶがある提案をしてくれていた。

「義足を作ってみませんか?」

「義足?」

何となく聞いたことはあるが、一度も目にしたことが無かったため、それがどんなものなのか想像のつかない咲は、オウム返しに言って首を傾げた。

「足の形に合わせて木を削り、足の代わりとするものです。生身の足と同じように、という訳にはいきませんが、慣れれば松葉杖よりも動きやすくなるでしょう」

そう言って しのぶは、義足の絵を紙に描いてくれたのだった。

杏寿郎や不死川と話している時、ふとそのことを思い出した咲は、それを話題に上げた。

咲の話すことであればどんなに些細な内容であっても笑顔で聞いてくれる杏寿郎と不死川は、やはり義足の話についても頷きながら聞いてくれた。

「それはいいな!完成すれば、今よりもっと歩けるようになるだろう!そうしたら一緒に出かけることも出来るぞ!」

「そうだなァ。それで、そいつはいつ頃出来上がるんだァ?」

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