• テキストサイズ

【鬼滅の刃/煉獄】冬来たりなば春遠からじ

第4章  わっしょい



大きなハートでも飛んできそうな先輩からの盛大なウインクに、咲は思わず吹き出した。

「ふはっ!あの、……じゃ、じゃあ、よろしくお願いします!今度私も何か手伝いますから!」

「おう、期待してんぜ」

「スマンな!!よろしく頼む!」

杏寿郎も後藤に向かって軽く頭を下げた。

「いえいえ、お安い御用です。それでは炎柱様、失礼いたします。咲もまたな!」

そう言って後藤と、その他数人の隠達は手を振りながら走り去って行ったのだった。

「良い先輩を持ったな!」

「はい!皆さん本当に優秀で、とても優しくしてくれるんです。いつか私もそういう先輩隠になりたいです」

「うむ!咲ならなれるさ!」

ポンポンと頭を撫でられて、咲は心地良さで自然と顔がほころぶのだった。

杏寿郎の、温かくて大きなこの手が大好きだった。

/ 525ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp