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【鬼滅の刃/煉獄】冬来たりなば春遠からじ

第20章  番外編 其の壱【R18含む】







そして、場面はまた宇髄家へと戻る。

「いいか煉獄、お前と咲とじゃ体格に大きな差がある。どうしたって負担はかかるんだ。だが女の秘部ってのは、出産時には赤ん坊が出てこられるくらい拡がるもんだ。だから、丁寧に慣らしていってやれば、決して痛くせずにしてやることは可能だ」

「うむ!!」

杏寿郎は宇髄の話をかっちりとした正座の姿勢で聞き、借りた文机の上に広げた手控え帳に堂々とした毛筆で書き込んでいる。

まるで寺子屋で授業を受ける少年のようである。

その真剣な姿を好ましく、そして可笑しく思いながら、宇髄が得意げに鼻をこする。

「まぁ、俺の場合もそうなんだがな」

「うむ!君の魔羅のデカさは知っている!正直えげつないデカさだ!!」

「よせやい、あんま褒めんなよ!照れるじゃねぇか!」

「むう!別に褒めた訳ではないのだが、まぁそういう事にしておこう!!」

杏寿郎が猫のような目をして笑っている内に、宇髄は棚から綺麗な装飾のされた小箱を持って来る。

そして中から、まるで薬を処方される時に使われるような小さな紙袋を取り出して見せた。

「いいか煉獄、これは今回非常に活躍する優れモノだ。よーく頭に叩き込んでおけよ!」

「うむっ!!」

カッと両目を見開いて、杏寿郎は宇髄の手元を食い入るように見つめる。

そうしてそれからもしばらくの間、宇髄による忍の秘技講義は続いたのだった。

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