どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第10章 黒の教団
「弟子を殴って気絶させて逃げたの?」
リナリーは驚く。
その後、コムイと会い、コムイの手術室に入る。
「じゃ、腕を見せてくれるかな?さっき、神田くんに襲われたとき、武器を損傷したでしょ?我慢しなくていいよ。」
コムイはアレンの腕を見る。
「神経を侵されてるね、やっぱり。リナリー、麻酔持ってきて。」
リナリーは部屋の奥へ行く。
「発動できる?」
アレンは対AKUMA武器を発動させる。
「うん、君は寄生型(タイプ)だね。」
「寄生型?」
「うん、人体を武器化する適合者のこと。数ある対AKUMA武器の中で、最も珍しいタイプだよ。」
コムイはドリルなどを取り出す。
「その装備はなんですか?」
「ちょっとショッキングだから、トラウマになりたくなかったら見ない方がいいよ。」
アレンの叫びが響く。
「ごめんね、兄さんの治療は粗っぽくて。」
「コムイさんがお兄さんだったんですか。」
アレンはしょんぼりしながら聞く。
「このあと、あそこに行くんでしょ?アレンくん、一応人間かどうか確認しなくていいの?」
「いいよいいよ、人間だから。」
「どうして?」
「この世界で呪いなんて受ける種族は、人間だけだからだよ。」
リナリーの問いにコムイが答える。