どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第10章 黒の教団
コムイは部下に机を探るように指示する。
クモの巣が張った汚ーい机。
『コムイへ。近々アレンというガキをそっちに送るのでよろしくな。クロス。』
そういった手紙が出てくる。
「はい、そういうことです。リーバー班長、神田くん止めてー。コーヒーおかわりしよーっと。」
リーバーが全力で神田を止める。
やっと門が開く。
(クロスが寄越した子か。鑑定しがいがありそうだ。)
コムイは思う。
「入場を許可しまーす。アレン・ウォーカーくん。」
「コムイか、どう言うことだ。」
「ごめんね、早とちり。その子、クロス元帥の弟子だった。ティムキャンピーがついてるのが何よりの証拠だよ。彼は僕らの仲間だ。」
それでも六幻を引かない神田にリナリーがバインダーで頭を叩く。
「もぉ、やめなさいって言ってるでしょ。早く入んないと門閉めちゃうわよ。入んなさい。」
リナリーは言う。
「私は室長助手のリナリー。よろしく。」
「あ、神田、、って名前でしたよね?よろしく。」
アレンは握手しようと手を差し出す。
「呪われてるやつとなんか、握手するかよ。」
神田は冷たく言って立ち去る。