どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第10章 黒の教団
「すみませーん。クロス・マリアン元帥の紹介で来た、アレン・ウォーカーです。教団の幹部の方にお目にかかりたいのですが。」
アレンが門の前で叫ぶ。
「元帥の知り合いだ。」
「あの人、生きてたのか。」
「紹介って言ってますけど、室長何か聞いてます?」
リーバーがマイクを着けながら聞く。
コムイはコーヒーをすする。
「知らない。」
「門番の身体検査受けてー。」
リーバーの声がアレンに届く。
「え?」
門番はほぼ扉と同化している。門に不気味な大きい顔がくっついてる感じ。
目からヒカリをだし、アレンを判別する。
「レントゲン検査、AKUMAか人間か判別!」
「うぉ、」
「映らない?バグか?」
門番は左目の上の逆さペンタクルを見て叫ぶ。
「ブーーーー!こいつアウトォォォォォォォ!こいつ、呪われてる。アウトだアウト。ペンタクルはAKUMAの印。千年伯爵の仲間。」
「「「なにーーー!?」」」
科学班一同驚愕。
「おい、城内のエクソシストは?」
「神田がもう着いたわ。」
神田が門番の上に立つ。
「一匹で来るとは、いい度胸じゃねぇか。」
「ちょ、ちょっと待って!何か誤解して!」
「六幻抜刀」
神田は六幻を振る。
それに反応してアレンの左手が変形する。
「対AKUMA武器に傷が。」
「お前、その腕なんだ。」
「対AKUMA武器ですよ。僕はエクソシストです。」
「なに!?門番!」
神田は門番を睨む。
「でもよ、確かにペンタクルが見えたんだから、AKUMAだったらどーすんの?」
「僕は人間です!確かにちょっと呪われてますけど、立派な人間ですよ!」
アレンはポコスカ門番を叩く。
「まぁいい。中身を見ればわかることだ。この六幻で切り裂いてやる。」
「まって!僕はほんとに敵じゃないですって。クロス師匠から紹介状が送られてるはずです。」
すんでのところで神田が止まる。あと少しでアレンに当たるギリギリ。
「元帥から紹介状?」
「はい。コムイって人宛に。」