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どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中

第9章 アクマを狩る少年


アレンは肩に猫を乗せて窓から外を見る。


「すぐ目の前なのに。警部さん、大丈夫かな?」

「アレンくん、君、本当に犯人が悪魔だと思ってるの?」

「うぇ?あ、はい?」


モアは本をめくりながら続ける。


「悪魔というのは昔の人が病気や災いに対する恐怖心から作り出した空想のキャラクターよ。私は呪いや悪魔なんて信じてないわ。そういうの嫌いなの!」

「えっと、僕の言ってるAKUMAはそういうものじゃないんです。」

「え?」

「AKUMAとは兵器の名称です。人類を標的に作られた悪性兵器。それがAKUMAです。普段は人の形をしているので、人間と区別しにくいのですが、」


その瞬間、ドアが開く。


「ふ、ふ、ふ、うわぁぁぁ。」


マルクがいた。


「マルク兄さん?どうしたの?」


その時、アレンの左目が赤黒く変色する。
そして、アレンの目に骸骨がウエディングドレスを着ているようなものとマルクが鎖で繋がっているのが見える。


「う、わぁぁぁ!!!」

突然マルクの中から何かが飛び出る。

マルクだったものは形を変えてAKUMAへとコンバートする。
レベル1のAKUMA。


「なによ、これ。」


モアはその場にしゃがみ込んで動けない。

AKUMAが弾丸を打ち込む。
すかさずアレンがモアを庇うが、家は崩れ落ち、アレンたちは吹き飛ばされる。
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