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どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中

第9章 アクマを狩る少年


またまた噂話。
事件のあった教会前には野次馬がたくさん居た。


「警官が死んだんだってさ。」

「ひでぇ有様だったらしいぜ。」

「あの噂は本当だったんだ。何かに取り憑かれてんだよ、ここは。」

「なにがあったんだ?」

「2年前、ここで結婚したばかりの夫婦が事故にあったんだよ。」


その野次馬の後ろを鼻歌を歌いながら通り過ぎる、てっぺんにかぼちゃのついたピンクの傘。
シルクハットをかぶった気味の悪い顔が少しだけ野次馬の隙間から見える。
持ち主の姿は野次馬で見えない。
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