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どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中

第4章 共同任務


10分ほど飛んでると、バゴーーン!という大きな音が聞こえた。
その場で踏ん張って加速する。

AKUMAを視界に捉えたぼくは右手首にだけ『2つの棒』を取り付けて、思いっきり投げる。


「『解除』」

「ぬぁ!?」


AKUMAのシールドはAKUMAの意思ではなく、危険を察知して勝手に発動するらしい。
これでは不意打ちは無駄。


「なんさ?」


下の方でラビが首を傾けているのが見える。
足の踏ん張りをやめ、地上に降り立つ。


「え、アユム?」

「状況は?」


AKUMAは大樹の根っこを引きちぎるのに夢中でこっちに見向きもしない。
地面に膝をついているラビの方を見ずに聞くが、ラビは何も答えない。


「状況は?」


もう一度、今度はラビの方を見て問う。
目を見開いてこっちをただただ見てる。


「だぁかぁらぁぁ!状況は?って聞いてんだけど!」

「え、あ、あぁ。えっと、あの木、どんなにやっても傷つかないんさ。根っこの中はそこそこ広い空間があるみたいだけど、入口が狭くて手が届かない。だからどーしよっか。て言ってたときにあいつが来たってとこさ。」

「あなたの攻撃ではどんなにやってもAKUMAに当たらないの?」

「あぁ。」


多分、まだシンクロ率もそんなに高くないし威力がそこまでないのだろうと考える。
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