どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第19章 恐怖の心霊屋敷
寒くなり始めてから30分ほど経った頃。
ピーピー!
「「うわ!?」」
急に耳元でなったゴーレムに驚く2人。
『アユ、ラビ、聞こえるか?』
「マリ?どうしたの?」
『それが、村の外には着いたんだが中には入れない。』
マリの声にアユムとラビは顔を見合わせた。
「なんで?なんかあったの?」
『元々村に外部の人を入れることがよくないことらしい。すでにアユとラビがいるからもうこれ以上は入れられないって。』
「は?いや、オレらもうやばいんだけど。そんなこと言ってる場合じゃないんさ。マジオレら死ぬ。」
「本当。もう凍え死ぬよ。」
『凍える?2人とも室内じゃないのか?』
すでに寒すぎて2人でくっついているのに、まだまだ寒い。
息も白くなってきているし、声も少し震えている。
「イノセンスのせいだと思うんだけど、この部屋寒くなったり暑くなったりでもう体調悪くなってくるよ。」
「こういう状況ってことを説明しても入れなさそうなんか?マジで命に関わる。オレこんなとこで死にたくねぇよ。」
「ぼくもだよ!」
『わかった。どうにかして中に入れるよう説得しよう。』