どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第19章 恐怖の心霊屋敷
【No side】
お互いがイライラしてきてもう嫌になった2人は、部屋の対角線にいることにした。
そうしてイライラしながら周りを警戒し、2人の集中力はどんどん落ちていく。
精神的にも疲れてきて、さらにイライラ。
果たしてイノセンスの目的やいかに。
最後の会話からどれくらいの時間が経っただろうか。
対角線に座って暑い暑いとイライラしていた2人がだんだん震え始める。
「ねぇ、そっち行っていい?」
「さっき離れろって言ったのはそっちさ。」
「さっきと今とじゃ状況が違うのです。さっきはイライラしててひどいこと言いました。ごめんなさい。まじで寒いです。」
「うーん。まぁ、オレも寒いし、いいけど。さっきのはだいぶ傷ついたさ。もうオレアユムに嫌われたかと思ったさ。」
「本当にすみませんでした。」
アユムがペコリと頭を下げていると、ラビの方からアユムの隣に座った。
「オレも寒かったから。てか、暑かったり寒かったりで風邪ひくさ!ほんと、なんなん!?」
「まぁまぁ、」
室温がコロコロ変わる部屋で体調もだんだん悪くなってくる。