どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第19章 恐怖の心霊屋敷
【アユムside】
もう、暑すぎ。なんなのかな、イライラする。
「アユム、マジへーき?」
さっきも大丈夫じゃないって言ったじゃん。しつこいし。
「へーきなわけない。ラビもへーきじゃないでしょ?」
「まぁな。でも、マリが来てくれるまでは頑張んなきゃな。」
そんくらいわかってるし。頑張ってるし。
「うん。って事で近づかないでいただけます?」
「は?そんな近くねぇだろ。」
近くないって言うけどさ、こんだけの広さある部屋で1メートル圏内にいるのって、近くない?
近いよね?
「いやいや、出来るだけ最大限に離れてほしいんですが?」
別にこんな言い訳がしたいわけじゃないんだけどな。でも、暑くてイライラして、ラビにあたっちゃう。
こんなの良くないってわかってるけど、ムカつくのはしょうがない。何度も『大丈夫?』『へーき?』って聞いてくるラビがわるいもんね。ぼく悪くないもん。