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どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中

第19章 恐怖の心霊屋敷


また変なのが居るかもしれないからドアを開けるのは本当に嫌。でも、調査しなくちゃいけない。
なんでこう、イノセンスは怪奇現象ばっかりおこすかな。

そんなことを考えながら、アユムと顔を見合わせてからドアを開けた。その部屋の中には、さらに奥に続くドアだけがあった。


「あの奥も調べた方が良さそうさ。」

「うん。そうだね。」


2人で部屋の中に入って、次のドアを開けようとしたけど、開かない。


「あれ?鍵かかってるんかな?」

「え?鍵穴とかないけど?」

「でも、開かないさ。」

「ダミーのドアだったりして、、」

「そ、そうかもな。戻るか。」


こんなことだけでも不気味で、2人とも顔が引きつってる。こんな部屋早く出たくて、入ってきたドアに向き直る。


「あれ?閉めたっけ?」


閉まっているドアを見てアユムが言った。
オレは閉めてないさ。と伝えると、アユムは勝手に閉まる?と言って、ドアノブに手をかけた。


「え!?ちょっと、やだよ。なんで開かないの!?」

「は?開かない!?」


アユムに代わってオレもドアノブをひねるけど、開かない。もう一回奥のドアを開けようとしてみるけど、そっちも開かない。


「オレら、閉じ込められたさ。」

「やっぱり屋敷全体にイノセンスが宿ってるっぽいね。どうする?」

「この部屋、よくよく考えたら変さ。窓がない。一応1階の部屋も全部見たし、2階の部屋もほぼ全部見た。間取りは一緒のはずさ。だからここの部屋は、窓がない部屋ではないはずなんさ。」

「ラビの記憶違いっていうのは、………ラビに限ってそんなことないか。じゃあやっぱり、イノセンスのせいってことかな?ぼくもうイノセンス大っ嫌い!怖すぎ!」

「アユム、強行突破してみるさ?」
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