どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第19章 恐怖の心霊屋敷
【ラビside】
屋敷に入って少ししてから気付いた。
オレ、アユムと手繋いでね?
正直、屋敷の雰囲気が怖すぎて頭で考える前に行動してしまった。手汗かいてないよな?…大丈夫なはずさ。
屋敷に入ってからずっと廊下を進んでる。調査にならないから、部屋に入ってみようと思ってドアを開ける。
「なんもないね。」
「そうだな。」
本当に何なくて拍子抜けする。
そう思ってたのは最初の方だけだった。
確かに1階は何もなかったけど、2階に上がった瞬間、寒気がした。
それでもそのまま進んで最初のドアを開けた。
「ひっく。ひっく。ひっく。」
ドアを閉めた。
「なんで無視するのぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」」
ドアを開けた時見たのは、すすり泣く女性。というか、女の幽霊。
とりあえず一目散に逃げる!
「ここまで来れば安心さ。アユム大丈夫か?」
繋いでた左手を辿って顔を見る。
「うぉぉー!!」
ちゃんと繋いでたはずなのに、そこにいたのはアユムじゃなくて先程の幽霊。