• テキストサイズ

どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中

第19章 恐怖の心霊屋敷


しばらくすると、だんだんこの体制が辛くなってきた。動きたい。
が、アユムを起こすのはかわいそうだし。動けない。

そーっとアユムの腕をオレの腕からほどき、そーっとアユムの頭をオレの膝に乗せる。ちょっと膝枕とか恥ずいけど、これが一番お互いが楽だろう。


外はもうすっかり暗くなってきてる。AKUMAがもういるって言ってたけど大丈夫かな?

そんなことを考えながらふと下を向くと、アユムの顔。自分でこの体制にしておいて、一瞬ビビる。
寝顔可愛すぎさ。天使?
いや、好きだって気づく前まではそんなことはなかったけど、気づいてからはもうアユムがめっさ可愛いと思うようになった。任務先とかで美人みたら、ストライク!!ってなるけど、やっぱりアユムの方が好きさ。ホントオレ重症。


そういや、アユムの好きな人って誰だろ?前にリナリーがユウは違うって言ってたしな。
まさか、アレンとか?キョウダイっつっても血の繋がりはないわけだし、有り得なくはない。もしそうならオレに勝ち目ないじゃん。いや、勝つ気はない。そうだ、オレはこの気持ちを伝える気はないわけだし。うん。そう。勝ち負けとか関係ない。………けど、やっぱり、アユムがオレのこと好きになってくれたらな、とか考えちまうさね。


ジジイはきっと、オレの気持ちに気付いてるんだろうな。オレがこのまま隠し通せなくなったらまたうるさく言われそう。
てか、オレ、今上手に隠せてるんかな?あれ?アユムにバレてたりする?それだけはあってはならないと思うけど。アユムにだけはバレたくない。

もうすでにバレてると仮定すると、アユムはそれでもオレと一緒に居てくれるのは嫌ではないということかな?
逆にバレてないと仮定すると、アユムは何も考えずに居る可能性もあるか。どっちにしろ嫌われてはいない?嫌われてるとしたら、最初みたいに拒絶されるはずだからそれはないか。


うん。それだけで満足さ。

/ 207ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp