どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第18章 キョウダイ初共同任務
しばらくラビがアレンを背負って吹雪の中を歩いていた。
途中、アレンが目を覚ましたが、小屋に入るとアレンが熱を出していることがわかった。
神田が途中で置いてきたというファインダーも小屋に戻ってきて、一応全員の無事が確認された。
エルダとフレイの父娘とアレンとファインダーを小屋に残し、アユム、ラビ、神田はイノセンス回収に向かった。
しっかり体を休めてから出発することにした父娘も含め、4人で暖炉を囲み眠っていた。
が、父親のフレイが勝手に1人で出ていってしまったらしい。
その頃、アユムたちは、イノセンスがあると思われる洞窟の入り口の前まで来ていた。
やっぱりイノセンスに近づいてきたからだろう、吹雪が強すぎて中に入ることができない。
「ねぇ、どーすんの?」
「入ってみるさー」
「簡単に言うな。」
「そうだよ。こんな風が強かったら進めない!」
「ま、ちっとの間なら。」
ラビはそう言って、イノセンスを構えた。
「木判!天地盤回!」
ラビのイノセンスによって雪雲が晴れていく。
(自然物に影響を及ぼし操作するラビのイノセンスが持つ特殊技。)
神田は少し感心していた。
「アユム、ユウ、今のうちに中へ。」
吹雪が戻ってくる前に3人で洞窟の中に入った。
——それを見ていた、フレイ。