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どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中

第18章 キョウダイ初共同任務


「なんてことしてくれたんですか!?ひどいです!!」

「オレが話してるのに寝ちゃうアレンが悪いさ。」

「別に僕がいつ寝ようがラビには関係ありません!」

「まぁまぁ、すぐに落ちる水性ペンだったわけだし、そんな怒らなくても。そんなことで怒るなんてガキ。」


アユムはラビとアレンの間に入って言う。


「ガキにガキ呼ばわりされたくありません。」

「はぁ!?誰がガキだ、くそアレン!」

「ほら、また殴った。そういうところがガキなんです!」

「って言いながら殴ってるアレンもガキ!」

「僕はアユムにやられたからやり返しただけです。急に殴るのとは違います。」

「やり返したら一緒だよ!ガキ!」

「一緒って認めましたね?僕もアユムもガキってことでいいんですか?」

「なっ!!マジムカつく。」

「最初にガキって言ったアユムが悪いです。謝ってください。」

「なんで謝んなきゃいけねぇんだ!絶対謝んないもん!」

「まぁ、2人とも落ち着こさ?」

「「ラビは黙ってて!」」


ラビは2人に押し退けられて神田の隣に並ぶ。


「あいつら知り合い?仲良いの?悪いの?」

「俺が知るか、」


神田はまた座って目を閉じて寝る姿勢に入るが、なにぶんケンカ中の2人がうるさくて眠れない。仕方なくケンカを見守ることに。すると…


「「せーのっ!」」


じゃんけんを始めた2人。何度かあいこを繰り返した末。アレンチョキ。アユムグー。アユムの勝ち。

周りで見てた2人からしたら、どちらかと言えば最初にガキって言ったアユムが悪いんじゃないか?と思うが、この2人の間ではじゃんけんで負けた方が謝るのが決まりなのでアレンが謝る。


「謝れ、アレン。」

「うぅ…ごめんなさい、お姉ちゃん。」


ラビも神田も聞き逃しはしなかった。アレンが『お姉ちゃん』と言ったことを。


「「お姉ちゃん!?」」


珍しくハモるラビと神田。


「あぁ、ほら、まただ。めんどくさい。これに関しては全面的にお姉ちゃんが悪いです。ちゃんと最初に説明しなかったから毎回説明じゃないですか。はぁ、」

「だって……」
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