どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第17章 エクソシストの印
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僕が再び目を覚ますと夕方でした。
横にコムイさんがいたので思い切って聞いてみることにした。
「コムイさん、忙しいのにどうしてわざわざ教団の外に出てきたんですか?僕やリナリーの為、だけじゃないですよね?ノアの一族ってなんなんですか?」
「それをうちらに聞きに来たんさ。」
(あれ?いつ入ってきたの?この人。)
いつの間にかドアの横に立ってたラビに驚きました。
「ノアは歴史の裏にしか語られない無根の一族の名だ。歴史の分岐点には度々出現してんだが、どの文献や書物にも記されてねぇ。そんな奴らが伯爵側に現れた。だからわざわざ来たんでしょ?この世に唯一、裏歴史を知るブックマンに話を聞きにゅ」
「しゃべりめが!何度注意すればわかるのだ。ブックマンの情報はブックマンにしか口外してはならんっつてるだろ。」
(あれ?いつ入って来たの?この人。)
ラビが話してる途中でラビのことを蹴飛ばしたおじいさん。
「な〜んでさ。いいじゃんかよ。オレももうすぐ、あんたの後継いでブックマンになるんだしさ。」
「たわけが!お前のような未熟者にはまだ早いわバーカ!」
「このパンダジジイ」
ラビの言葉におじいちゃんがラビを殴ってます、、
「アレン・ウォーカー。"時の破壊者"と予言を受けた子供だな?」
突然話を振られて少しびっくり。
「我らはブックマンと呼ばれる性の者。」
「ブックマン?」
「歴史に載らない裏の歴史を調べて記録するのが役目なんさ。これがまた大変な作業でさ、」
またおじいちゃんの拳がラビを襲う。
「いったいさぁ!」
「黙っておれ!」
ちょっと僕とコムイさんは呆れちゃう、
「今は訳あってエクソシストとなっておる。私の方に名は無い。ブックマンと呼んでくれ。」