どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第16章 オレからあいつへ
少し歩いてそのお店に着いた。
サプライズとかちょっと恥ずかしいけど頑張った、
「ねぇ、ここちょっと高そうじゃない?ぼくそんなにお金持ってない。」
「今日はオレの奢りさ。だから気にすんな。」
「え、逆に気になる!なんで急に奢るとか言い出しちゃってんの?どうした?熱でもある?」
そう言ってオレの額を触ろうと手を伸ばすアユムを制す。
「理由は後でわかるからとりあえず行こな?」
アユムの腕を引っ張って店に入る。
店に入ってから店員さんとアイコンタクトを取って、サプライズの用意をしてもらう。
「ねぇ、理由ってなに?後でわかるってなに?」
「いいから好きなの頼めって。」
アユムにメニューを押し付ける。
「うーん。本当にいいの?ぼく寄生型だから普通の女の子より食べるよ?本当にいいの?なんでも頼んじゃうよ?」
そんなこと言われたらちょっと躊躇っちゃうけど、大好きなアユムのため、オレ奮発しちゃう。
「いいって言ってるだろ?いいから頼めって。」
2人ともメニューを決めて頼んだ。
楽しく話しながらいつものように食べ進めていく。
食べ終わってから少しまどろんでたときに、サプライズのプレートがアユムの目の前に運ばれて来た。